倉敷医療生活協同組合 玉島協同病院(TAMASHIMA KYODO HOSPITAL)

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地域連携室より

2019.08.23

平和学習会を行いました

8月22日(木)、平和学習会を2部構成で行いました。

1.原水爆世界禁止大会

まず始めに、原水爆禁止世界大会in広島に参加した事務課職員が体験内容を発表しました。広島と長崎に投下された原子爆弾は、瞬時にして町を壊滅させ、多くの命を奪いました。かろうじて命をつないだ被爆者も、放射線などによる後遺症に苦しめられてきました。破滅的で非人道的な結末をもたらす核兵器は、いかなる理由によっても、再び使用されてはいけません。世界中の人々が、廃絶に向け行動し、核兵器のない世界を目指していることがわかった大会だったようです。

2.辺野古新基地建設の問題点~そこから見えるこの国のあり方

2部目は、沖縄の民医連から講師をお招きし、辺野古新基地建設の問題点についてお話しして頂きました。1945年の沖縄戦では、住民の避難がされないままに攻撃が繰り返され、軍人だけでなく多くの幼い子供やお年寄りが犠牲となりました。そして敗戦後、沖縄には多くの米軍基地が設置され、戦闘機による墜落事故や米兵による事件が多発しました。しかし、日本にはアメリカ軍人を特別扱いするルールがあり、罪を犯した米兵を正当にさばく事が出来ず、終戦後も多くの住民を苦しめたのです。そんな沖縄に、国民の税金3500億円をかけて、新たに辺野古新基地が建設されようとしています。辺野古は自然が非常に美しい地域です。貴重な生物がすみ、たくさんのサンゴもあります。新しい基地の広さは約205ヘクタール。そのうちの約160ヘクタールは、沖縄の貴重なサンゴ礁の宝の海を埋め立てる計画です。本当に辺野古新基地建設だけが解決策なのでしょうか?沖縄の民意を米国政府に伝え、真剣に交渉すべき問題です。

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